突き、これ鞴の如く

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    前回の秋冬セミナーから約2カ月、突きへの理解が大きく進みました。

     

    「沖縄武道空手の極意その参」の中で、「腸骨筋をジグザグに収縮させて、直線で円を作り出す。」、

    というまるで意味のわからない身体操作がでてきます。

     

    これがようやっと理解でき、自分の身体で再現できました。(勘違いでなければ)

    自分の感覚では、ジグザグを描くというよりは、蛇腹に畳むの方が近いかもしれません。

    まあ、どっちも同じことです。

    ただ、これは腸骨筋に限ったことではなく、また縦でも横でも同じ使い方だと思います。

     

    今の自分の突きは、鞴のように蛇腹に畳んで放つ感覚があります。

    威力と速さが段違いにアップしました。

     

     

    やっと理解できたこの感覚ですが、初期の段階から新垣師範がこれを伝授しなかった理由がわかります。

    これは、有る程度身体操作への理解が進み、かつ各クシの筋肉を動かせるようにならないと、タコ踊のようになってしまいかねません、


    真を求める偽

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      JUGEMテーマ:空手道

      ハラリ氏の本を読み終わった余韻にのって、もう一つ真偽に関する記事を書きます。

       

       

      【形の再認識】
      https://blogs.yahoo.co.jp/musokaikarate/14696544.html

       

      上記の、新垣師範のブログ記事の冒頭にもあるように、日本の無想会の活動は、来年から新たな局面を迎えます。
      組織としての活動も、より活発になっていくことでしょう。

      ただ、会員の中には、こうした事には余り熱が入らない人もいるかもしれません。。
      (私もその一人かも。)

       


      なぜか?
      それは、無想会が「真」を求めている組織だからだと思っています。
      それゆえに、会員の多くも「真」を求めて入ってきた人達です。

       

      そして、確かに無想会とは「真」を求める組織なのですが、しかしながら「組織」というもの自体は「偽」なんです。
      ハラリ氏風に言うと「宗教・神話」です。

      組織や名誉といった「偽」を捨て、「真」を求めて入ってきた者たちが、今さら「偽」に興味が湧くわけありません。

       


      無想会は、「真」を欲するものの、同時に「偽」も求めないといけない矛盾を抱えているわけです。
      (これも「絶対矛盾的自己同一」というやつでしょうか?)

       

       


      では、この矛盾をどう解決するべきでしょう?
      (少なくとも。心情的には解決しないと停滞するだけでしょう。)
      下記の新垣師範のブログでは、そのことについて少し触れられていると思います。

       

      【盆栽では無く、植林なのだ!】
      https://blogs.yahoo.co.jp/musokaikarate/14695106.html

       


      今のところの自分の結論としては、
      「偽」は「道具」であると割り切ることだと考えています。

       

      「偽」にまみれたこの世界で「真」が欲がっている我々ですが、ハラリ氏の言うように「偽」には強大なパワーがあります。
      「偽」を完全に捨ててしまっては、猿と変わらないのかもしれません。

       

       

      「偽」の良いとこどりをしながら「真」を求めていく。
      (そんなことできるのか!?)
      ただ、「道具」として「偽」を活用するのは良いですが、今後、気を付けないといけないのは、「偽」を「真」と思い違えて、本質を変えてしまわないよう肝に命じておくことでしょう。

       

       

       

      国際沖縄空道・無想会主催
      第16回「新垣清最高師範・直伝」
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      ​​ナイファンチ初段と全伝から見る形の様式化(3)

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        JUGEMテーマ:空手道

         

        「ナイファンチ初段と全伝から見る形の様式化について」
        http://hamar-k.jugem.jp/?eid=430
        「ナイファンチ初段と全伝から見る形の様式化(2)」
        http://hamar-k.jugem.jp/?eid=431

         

        前回、前々回に続いて、ナイファンチ初段と全伝について書いていきます。
        今回が最終回です。

         

        初段は、神速を目指せる?と前回の終わりに書きましたが、
        このような考えに至ったのは、初段がどうこうというより、
        技を様式化していない全伝では、技が遅くなってしまうのでは?と思えてきたからです。

         


        技が様式化されていない全伝の最大のメリットは、より実際の対人戦に近い確な技を行い身に付

        くことにあります。
        私は、昨年アメリカの本部道場に行き、その際に全伝の詳細な手の動きを学びました。
        全伝は相手の身体がぐるぐると複雑に動きます。
        相対をじっくりと練習することで、単独で全伝を行うときでも、相手の姿を見ることが可能となりました。

         

        より正確な技を学べる全伝のメリットは、
        仮想の相手を正確にイメージできるからこそ意味をなします。(多分!)

        しかし、全伝のように仮想の相手の動きが激しい単独形で、
        相手の状態を正確にイメージすると、仮想の相手を作ることに精いっぱいで技が遅くなると思うんです。

         

        これは脳の処理能力の問題です。
        相手を見失わずに、鮮明に頭の向きまで相対位置を思い描き続けるのは、負荷が大きすぎるんです。
        もちろん、正確なイメージを辞めたら速くすることは可能ですが、
        しかし、正確な相手無くして正確な技は行えません。
        全伝の最大のメリットが消え失せてしまいます。
        (問題は、これが人類すべてに共通する問題ではなく、自分の脳の性能が悪いだけという可能性もあるといこと・・・)

         


        初段では、これを様式化することで解決しています。
        様式というのは記号です。

         


        「「形」か「型」か?」
        http://hamar-k.jugem.jp/?eid=408

        以前、上記の記事で、漢字は一つの意味を持った記号ゆえに、一瞬で意味が入ってくると書きました。


        形における様式と技の関係もそれと同じです。

        様式のおかげで、何を行っているか正確に技を認識しながらも、一瞬で技を行うことができます。
        脳の負荷が軽くなって、高速化が測れるということです。、

         

         

        これまで初段を通して様式のメリットを書いてきましたが、もちろんデメリットもあります。
        その欠点は、何といっても技が全伝より正確でないことです。
        昔の人は、メリットとデメリットを天秤に掛けて様式を選んだのでしょう。
        様式は折衷案なんですね!

         


        「空手の源流を目指して」
        http://hamar-k.jugem.jp/?eid=429

         

        無想会はここ数年、一部の形(ナイファンチ全伝や王師の形など)によって、線の様式を三次元のそれに戻していました。
        それが、自分が上記のブログで書いてる、「時代を遡り過ぎて〜」というやつです。
        しかし、今回のパッサイ小によってそれを修正し、様式ってやっぱりいいよね!
        と新垣師範と会員の間で、共通認識を図ることができたのが、今期のセミナーだったと思っています。

         


        といっても、自分は全伝は後ろ交差の投げが好きなので、
        完全に全伝の練習を辞めるというわけではないです。
        (王師の形やピンアン、クーシャンクーなどは参考形として記憶に留めるだけで十分だと思って

        いますが)

         

         


        あと、全伝と初段についてそれぞれの歩方の違い、
        「全伝は常に歩いてるが、初段は立ち止まっているので居着いている?」
        というテーマについても書くつもりでしがが、これまで書くと、

        また三回ぐらいに記事を分けて書かないといけなくなるため、こちらは割愛いたします。

         

         

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        ナイファンチ初段と全伝から見る形の様式化(その2)

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          「ナイファンチ初段と全伝から見る形の様式化について」
          http://hamar-k.jugem.jp/?eid=430

           


          さて、前回の記事(↑)に続きまして、ナイファンチ全伝と初段についてです。

           

          前回の終わりに、暗喩による様式化には利点があると書きました。
          その利点はいくつかありますが、まず、自分が最近初段を中心に練習していた理由から書いていきます。

           

           

           

          自分は、自身の身体操作がまだまだ全然荒くいい加減なものである、という自覚がありました。(今も有ります!)
          だからこそ、様式がしっかりしている初段を練習する必要がありました。

           


          さて、線(正中線・演武線)に落とし込んだ様式を追求することは、
          自らの技を二次元にし、かつ重力落下を最大限に利用することにつながります。

           

          当然、これらも大きなメリットです。

          ただ、メリットはそれだけではありません。

           

           

           

          技を線に落とし込むと、自らの技に基準ができてきます。
          これは、例えるなら定規を手にするようなもので、敢えて制限を加えることで技に基準が生まれます。

          その基準に沿うことで、技は、身体操作を細部まで煮詰めることが可能となってきます。

           

          全伝は、様式が無い分自由ですが、自由ゆえに奔放です。
          初段は線がある分不自由ですが、不自由ゆえに真(理想の身体操作)を求める道しるべになってくれるんです。

           


          神は細部に宿る、という言葉が有りますが、
          基準があることで、身体操作を細部まで追求することができる。
          それが、線の様式の大きなメリットの一つです。

           

           

           

           

          ・・・ただ、この細部に神を宿せるメリットも、

          もう一つのメリットに比べたらオマケ見たいなものです。

           

          様式化における最大の利点、それは、「神速を目指せる」というところにあると思っています。

           

           

           

           

          ・・また、長くなってしまいましたので、次の記事に続きます。

           

           


          ナイファンチ初段と全伝から見る形の様式化について

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            この記事では、ナイファンチの初段と全伝について書いていきます。
            さて、過去の自分の、ナイファンチ初段に対する評価は以下のようなものでした。

             

            「ナイファンチ初段は居着く」2017年7月26日
            http://hamar-k.jugem.jp/?eid=392
            「ガマクに乗る」2018年9月11日
            http://hamar-k.jugem.jp/?eid=417

             


            2017年の記事では、自分はナイファンチ初段の事を、「初段は全伝より様式がしっかりしている」、
            「初段は全伝より居着いている感覚がある」「初段は立ち止まっている。全伝は常に歩いている」などとと評しています。

            ゆえに、この時は初段より全伝が優れていると思っていました。


            しかし、2018年の記事にあるように、今年にメインで練習していたのは、全伝ではなく初段でした。

            2017年時の評価が間違っているとは思っていません。
            しかし、それだけではない!という思いが今は有るのです。

             

             

            ナイファンチ初段と全伝の違いは、大きく二つあると考えます。

            これは2017年に感じたことと変わりありません。
            「様式」と「歩方」、この二つです。
            形の長さといったものは、大した差ではありません。

             


            一つ目の様式ですが、全伝では技における手の使い方を、実際に対人で行う時と全く同じ三次元の動きで行っています。
            一方の初段では、手の使い方を様式・暗喩化することで、技を二次元である線に落としこんでいます。


            さて、この手の使い方について、一体どちらが優れているでしょうか?

             


            自分は、より実際の動きに近い、全伝の方が優れていると考えていた時期がありました。
            だってそうでしょう?
            その方が真に近いんですから。
            直截的な動作だからこそ、より正確で、より速い技が身に付くと考えていたんです。


            しかし、ながら練習を重ねるごとに、暗喩による様式化の利点というものがが見えてきたんです。

             

             

            ・・・長くなってきましたので、次の記事に続きます。

             

             


            空手の源流を目指して

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              国際・沖縄空手道無想会とは、新垣師範と共に、空手(武術としての)の源流に遡ることを目指して四苦八苦している組織です。

               

              なお、この源流とは、元の元である中国拳法のことではありません。
              中国拳法を、日本剣術の心身思想で再構築した首里手。
              目指すのは、その首里手の全盛期であろう、松村宗棍の空手です。

               

               

              しかし、これまで無想会は「源流(松村の手)」を目指す余り、ここ数年は時代を遡り過ぎて松村を飛び越し、形が中国拳法寄りになっていた部分か有ったのかもしれません。

               

              その軌道を修正し、中国拳法の形から松村の手に近づけた。
              それが今回のセミナーだったのだ、と師範より伝授を受けたパッサイが教えてくれました。

               


              中国拳法の形が、日本武術の影響を受けて変容していく首里手の歴史。
              まるで、その空手史の流れを、追体験したような気分です。

               

               

               

               


              次のブログ記事では、ナイファンチ初段と全伝を例にして、
              形の首里手化というものを書いていきます。

               


              新垣清師範・日本縦断セミナー’18秋・冬の感想

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                JUGEMテーマ:空手道

                新垣清師範による、日本縦断セミナー’18秋・冬が無事終了しまし

                た。

                 

                いつも充実した内容のセミナーですが、今回は、いつにも増して充実感がありました。なぜだろう?

                 

                初日の棒の時間が充実していたので、棒と空手2つ分の満足感があったからでしょうか。
                これまで、空手ほど棒に時間は取ってこなかったですから。

                 


                棒術の時間では、棒の振り方、徳嶺の棍の形、相対組手の3つを行いました。
                棒の振りや組手は非常に武術的に優れたものだと感じました。
                その結果、今回は習っていない、シロタロの棍が使える形だろうとわかってきました。
                ただ、その逆に、徳嶺の棍は単発の技をただ繰り返しているだけだとも気が付いてしまいました。
                武術的には、シロタロの方がずっと優れていますね。

                 


                さて、棒の満足感が大きかった今回のセミナー。
                しかし、今回教わった目玉はこれ以外にもあります。
                それはパッサイの形です。

                 

                次のブログ記事では、このパッサイについて。
                そして、それを教わることによって理解したことを書いていきます。
                「空手の源流」をテーマとして、ナイファンチ全伝と初段のメリットデメリットも書こうと思います。

                 

                 

                 

                 


                伸筋・屈筋なんて存在しない。

                0

                  新垣清師範から空手を習い始め、
                  自分自身の練習を重ねるにつれ、わかってきたことがいくつもあります。

                   

                  これは新垣師範から指導の言葉を聞くなどによって、知識として知ったからではありません。
                  自らの内側から理解した、禅の悟りのようなものです。
                  知ることと理解することは、全然違います。

                   

                   

                  さて、今回の記事は、その理解したことの一つ。

                   

                  それは、屈筋・伸筋なんてものは存在しないということです。
                  少なくとも、一般的なスポーツ界?(そんなものあるのか?)で言われているように、「屈筋は遅いがパワーの有る筋肉、伸筋は速くて力は弱い筋肉」というのは大間違いです。

                  無想会の修業を続けることでわかったのは、むしろその逆であるということ。
                  一般的な基準では、屈筋に分類されている筋肉の方が速いことが多いです。

                   

                  そのことをナイファンチが、無想会の練習が自分に教えてくれました。

                   

                   


                  ・・・しかしいつもながら、自分のブログ記事は長くなってし

                  まいますね。
                  もっとシンプルにまとめたい(もっと楽したい!)と思っているのですが、毎回上手くいきません。

                   

                  この伸筋・屈筋への自論について、理由も証明も言葉でキッチリ行うことができます。
                  ただ、それを書くとなると、自分の文章力では更に3〜4倍の文量を必要とします。
                  今はそれだけの気力がわかないため、この件に関しては、また気が向いた時に続きを書いていきたいと思います。


                  形への疑問「膝蹴り」

                  0

                    去る10月27〜28日に、国際沖縄空手道・無想会、新垣清師範のセミナーを受講してまいりました。

                     

                    今回も充実した、満足感のあるセミナーでした。
                    学んだ主な内容は、「棒の基本の振り」「徳嶺の棍」「棒の相対」「突き」「パッサイ」の5つです。

                     

                    これらはどれも素晴らしかったですが、やはり特に印象に残ったのが、このたび初めて習うパッサイの形でしょうか。
                    他に受講した会員の方ブログにも書いてあるように、とても素晴らしい形でした。
                    ナイファンチ初段やチャンナンのように、極限まで濃縮された非常に良い形です。

                     


                    しかし!、しかしながらこの形を学ぶことで、自分の中に、空手の形全般に関する大きな疑問が湧いてきてしまいました!
                    これが本当に悩ましい。

                     


                    それは「膝蹴り」についてです。

                     

                     


                    このブログに書くのは初めてですが、昨年ユタ州の本部道場で修業したときに、とあるクーサンクーの形を教わっています。
                    この形は、膝蹴りが多用されているものでした。

                     

                    実のところこの形、今までろくに練習したことがありません。
                    せっかっく学んだのになぜ?、と思われるでしょうが、どうもこの型が好きになれず、練習のモチベーションがわかなかったのです。

                     


                    その主たる理由が「膝蹴り」です。
                    形の中で膝蹴りを多用するせいか、自分にはこのクーサンクーが、どうにも大雑把で正中線の認識が鈍いように感じたのです。
                    ナイファンチ初段やチャンナンのような、正中線をビンビンに意識した鋭さ、精密性を感じることはありませんでした。

                     


                    こう感じたのは、自分が未熟だからでしょうか?
                    (その可能性も方が高いから困ります・・・)

                     


                    これは、感覚的なものなので上手く言語化できないのですが、ローハイやチャンナンの形に有る膝蹴りは大好きです。

                     

                    しかしながら、安易な膝蹴りは形を雑にしてしまうのではないでしょうか?
                    今だから言いますが、ナイファンチ全伝(ナイファンチ大)の膝蹴りはあんまり好きではありません。

                     

                     

                    ・・・記事が長くなったため、次回に続きます。


                    パッサイにおける謎の動作◆塀)

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                      JUGEMテーマ:空手道

                       

                      【パッサイの例】
                      松林流パッサイ
                      https://www.youtube.com/watch?v=8M2aKaRnH4o
                      親泊のパッサイ
                      https://www.youtube.com/watch?v=Y43H37qyUS8


                       
                      さて、パッサイの続きを書いていきます。


                      【―蘰阿瞭虻遏曄嵜歩足を踏み出してからの、交差立ちでの両手添えて受け」
                      【第二の動作】「真横を向き、クーサンクー初動のように両手を上げ広げる動き」
                      【B荵阿瞭虻遏曄崔翆福⊆蠅諒燭鮠紊妨けた上段貫手の連続」


                      前回のブログでは、パッサイの謎の動きの一例として、
                      上記の、パッサイにおける序盤の3つの動きを取り上げ、
                      それぞれどのような点が不思議なのか書きました。


                      「パッサイにおける謎の動作 
                      http://hamar-k.jugem.jp/?eid=423


                      今回の記事では、その解に関して、自分の考えを書き綴っていきたいと思います。
                       

                       


                      まずは、【―蘰阿瞭虻遏曚らいきます。
                      数歩踏み込んでの"受け"。現在の多くの流派では、受けと解釈されていますが、数歩踏み込んでいることから、受け身の技ではなく、攻めの技だと考えられます。

                       

                      では、何をやっているのか?

                       

                      そのヒントになりそうな形に、一部の小林流が伝承する「古流パッサイ」という形があります。
                      https://www.youtube.com/watch?v=UJzZVQhGlvI

                       

                      このパッサイ、古流というだけあって、なかなか古い動作を保存しているよな印象を受けます。
                      通常のパッサイでは、歩きながらすぐに両手受け?を行いますが、古流パッサイでは、一度両手を上げ下し、そこから両手受け?を行います。
                      自分としては、この両手を最初に上げる動作が肝要なのではないか?と思っています。
                      今の多くのパッサイでは、この動作が抜け落ちてしまったのではないかと。
                      (ただ、新垣師範が「松村が改良したパッサイだ!」と絶賛する祖堅のパッサイ小も、この動作は抜けているんですよねぇ・・。なので、あくまで私個人の見解です。)

                       

                       

                       

                      次、【第二の動作】です。
                      パッサイのバンザイ動作。首里・泊手には、これと良く似た動作を行うクーサンクーという形が存在します。
                      では、クーサンクーのバンザイ動作は、パッサイのバンザイを理解するうえで助けとなるのか?

                       

                      自分はならないと思います。
                      むしろその逆、パッサイ動作をわかりづらくさせた原因が、クーサンクーの存在だと疑っています。

                       

                      https://www.youtube.com/watch?v=4nQVuSckGkM

                      祝嶺のパッサイという型があります。
                      この形は、古流パッサイより更に古い印象を受けます。
                      (ここまで古くなると、空手というよりは 中国拳法に近いでしょう。)

                       

                      このパッサイでは、バンザイをする手が一般的なパッサイより位置が随分と低くく、自分の顔の正面に来ます。

                      元々のパッサイのバンザイは、この程度のささやかなモノだったと考えます。
                      現在のようなバンザイスタイルに変わってしまったのは、なまじ似た動作が身近なクーシャンクーという形に有ったせいで、それに引きずられる形でオーバーアクションになってしまったのでしょう。

                       

                      そして肝心の技としての機能ですが、これ単体ではまだ技になってはいません。
                      これは準備動作のようなものであり、次の動作を合わせて初めて攻撃になります。

                       

                       


                      長くなりましたが、最後に【B荵阿瞭虻遏曚任后
                      これを考える上では、再度、古流パッサイがヒントになると思います

                      https://www.youtube.com/watch?v=UJzZVQhGlvI

                       

                      古流パッサイでは、通常のパッサイで行っている貫手の動作が、「掬い取るような動き」になっています。

                       

                      これが、パッサイにおける正しい動きだと考えます。

                       

                      なぜ、現在のパッサイと大きく動作が変わってしまったのかというと、
                      それは、この動作を攻撃技、貫手だと解釈してしまったからだと思います。

                       

                      元々、形の動作は琉球王国時代には、名前はなかったとききます。
                      それを、伝承の過程で貫手のようにも見えるからといって、これを貫手と解釈した人が居たのでしょう。
                      それにより、世代を経るごとに「掬い取る」動作は、ドンドン「貫手」らしい動作に変貌してしまった・・と。

                       


                      「「形」か「型」か?」
                      http://hamar-k.jugem.jp/?eid=408


                      以前のブログにも書きましたが、物事は名前を付けられると意味が居着きます。
                      名前を付けることには、その存在意義が名称に引きずられて変わってしまう危険性があるんですね。

                       

                       


                      【番外編として】
                      今回、新垣師範は、松村の素晴らしさの一つは、パッサイの後交差を前交差に変えたことだと言っています。
                      この、前交差のメリットは、ぶつからないことだと自分は考えます。

                       

                       

                       


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                      ■プロフィール 沖縄空手道無想会沖縄同好会 ■練習場所 沖縄県沖縄市および那覇市 ■連作先 musokai_okinawaken@yahoo.co.jp
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