<< パッサイにおける謎の動作 | main | パッサイにおける謎の動作◆塀) >>

形の名称「大」及び「小」とは

0

    JUGEMテーマ:空手道

     

    パッサイの記事の続きを書こうと思っていましたが、
    FBで形の名称(「大」「小」)についてを少し書いてしまったので、先にこちらを書き留めておこうと思います。

     

     

     

    祖堅師のパッサイ、その他
    https://blogs.yahoo.co.jp/musokaikarate/14597146.html
    「雲は天才である」ように・・・、「パッサイ(八十一戦)の形」の解明
    https://blogs.yahoo.co.jp/musokaikarate/14605303.html?type=folderlist
    空手の形に、コンテキストは絶対ある!
    https://blogs.yahoo.co.jp/musokaikarate/14606401.html?type=folderlist

     

     

    上記の記事らにて、新垣師範は「パッサイを解明した!」と表明しました。
    祖堅の系統に伝わるパッサイ大を、松村が改良したものがパッサイ小だといいます。


    それを聞いたときに自分は、「え〜!。「小」と呼ばれるような形が松村の形だって〜!?」という感想を抱きました。
    しかし、同時に「成るほどなぁ。・・・それでかぁ」と腑に落ちもしたのです。

     


    なぜか?
    これは以前、自分がクーサンクーのことを調べていた時期に遡ります。
    (自分はマイブームとして、時たま妙に一つの形を集中して調べたくなる時

    があるのです。)

     

    空手には数は多くないものの、名前に「大」や「小」の文字が付けられている形が存在します。
    主に首里手系の流派にそれらの形が有るわけですが、自分は元々首里手出身ではないため、この「大・小」の意味が良くわかっていませんでした。

    良く考えもせず、文字から受けた印象だけで、「大は優れているもの、小は劣っているもの」又は「大は上級者向けの長いもの(原典)、小は初級者向けに簡略化されたもの」といったような感じだと思い込んでいたわけです。

     


    しかし、クーサンクーについて調べるにつれ、「アレ?、おかしいな・・・。本当に小とは大の劣化版なのだろうか?」、と思うようになりました。


    きっかけは、糸洲のクーサンクー大と小を見比べた時です。
    糸洲はクーサンクー大に対しても、開手を閉手にしたりと改変を行っていますが、小に至っては、完全に自分で作りなおしたといわれています。

     

    さて、当時の自分は、小は大の劣化版、簡略版という先入観を抱いたまま、糸洲のクーサンクーを見比べたわけです。
    しかし・・、いざ見てみると、全然「小」が簡略化されているようには見えません。


    動作は大きく変更されてはいますが、それが簡単・初心者向けになっているのかというとと、疑問を抱かざるを得ません。
    また、形が短くなっているわけでもありませんでした。
    削減されている動作はありましたが、逆に追加されている動作もあります。
    決して、初心者が覚えやすいよう短くした、とは言えません。

     

    また、「短くなってはいないが、劣化版である可能性はないのか?」、という考えもできはします。
    自分もその方向を疑いってはみました。しかし、その考えは理屈に合いません。


    糸洲は「小」の形を、当時の学校教育のカリキュラムである14の形の中にわざわざ入れています。
    平安のように、初心者向けに短くかつ簡単にした形を取り入れるというのは理解できます。

    初心者が導入しやすいようにするためですから。
    しかし、糸洲自身が、元の大の形より劣ると思っている形を、あえて後世に伝えようと思うものでしょうか。

     

     

    この「小は大の省略版でも劣化版でもない」という思いは、糸洲のパッサイ大・小を見ても変わらず、逆に強まりました。

     

     

     

    そこで、自分が出した答えが

     

    「『小』とは劣化版、簡易版という意味ではなく、先人に失礼のないよう礼儀として付けられたのではないか?。当時の慣習として、先人の形を改変した際は先人を立てるカタチで一歩引き、自らの形を「小」と呼んだのではないか?」

     

    というものです。

     


    しかし、何分大・小と呼ばれる形がある流派、サンプルが少なすぎました。
    一応探しはしましたが、他には2〜3流派しか見つかりませんでした。
    (その中でも、祝嶺のパッサイ大小などは、『小』が『大』より新しいことをはっきりと感じさせる内容ではありましたが・・)

     

    そのため、持論に確信を持つまでには至りませんでした。
    しかし、可能性の一つとして、頭の片隅には残っていたのです。

     

    なので自分は、新垣師範の「祖堅のパッサイ小は、松村がパッサイ大を改良したものだ。」という考えを、割とすんなり受け入れられたのです。

     

     

     

     


    スポンサーサイト

    0
      • 2019.05.26 Sunday
      • -
      • 01:13
      • -
      • -
      • -
      • by スポンサードリンク

      コメント
      コメントする









      calendar
            1
      2345678
      9101112131415
      16171819202122
      23242526272829
      30      
      << June 2019 >>
      PR
      プロフィール
      ■プロフィール 沖縄空手道無想会沖縄同好会 ■練習場所 沖縄県沖縄市および那覇市 ■連作先 musokai_okinawaken@yahoo.co.jp
      selected entries
      categories
      archives
      recent comment
      recommend
      links
      profile
      search this site.
      others
      mobile
      qrcode
      powered
      無料ブログ作成サービス JUGEM