ホモ・デウス(ユヴァル・ノア・ハラリ著)

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    少しづつ時間を見て読み進めていた「ホモ・デウス」、やっと上巻のみ読み終わりました。

     

    前作の「サピエンス全史」も面白かったですが、今作も素晴らしい。
    この人の本は、非常に強く共感できる内容が多すぎます。
    なっかなか無いです。こんな本に出会えることは。

     

    ハラリ氏は、東洋思想でいう真理を理解している、大悟を開いた人です。
    しかし、それにとどまらず西洋的な思想をもって膨大な知識により世界の分析を行っています。
    そのため、彼の本を読むことで、自分の中で「真」と「偽」に対する理解が明確に整理されてくるのを実感できます。

     

     

    また、自分が無知なだけでしょうが、この本を読んで一番驚いたのは227Pに出てくる「霊的な旅」という言葉です。
    語感は凄い胡散臭いですが、これは東洋思想の「道」、真理への探求に他なりません。
    西洋にも全く同じことを意味する言葉が有ったことには驚きです。

     

    新垣師範のいう、「東洋思想と西洋思想の激突によって、新たなものを生み出す」ということを、この本は体現しているのではないかと思います。

     

    国際沖縄空道・無想会主催
    第16回「新垣清最高師範・直伝」
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    ​​ナイファンチ初段と全伝から見る形の様式化(3)

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      JUGEMテーマ:空手道

       

      「ナイファンチ初段と全伝から見る形の様式化について」
      http://hamar-k.jugem.jp/?eid=430
      「ナイファンチ初段と全伝から見る形の様式化(2)」
      http://hamar-k.jugem.jp/?eid=431

       

      前回、前々回に続いて、ナイファンチ初段と全伝について書いていきます。
      今回が最終回です。

       

      初段は、神速を目指せる?と前回の終わりに書きましたが、
      このような考えに至ったのは、初段がどうこうというより、
      技を様式化していない全伝では、技が遅くなってしまうのでは?と思えてきたからです。

       


      技が様式化されていない全伝の最大のメリットは、より実際の対人戦に近い確な技を行い身に付

      くことにあります。
      私は、昨年アメリカの本部道場に行き、その際に全伝の詳細な手の動きを学びました。
      全伝は相手の身体がぐるぐると複雑に動きます。
      相対をじっくりと練習することで、単独で全伝を行うときでも、相手の姿を見ることが可能となりました。

       

      より正確な技を学べる全伝のメリットは、
      仮想の相手を正確にイメージできるからこそ意味をなします。(多分!)

      しかし、全伝のように仮想の相手の動きが激しい単独形で、
      相手の状態を正確にイメージすると、仮想の相手を作ることに精いっぱいで技が遅くなると思うんです。

       

      これは脳の処理能力の問題です。
      相手を見失わずに、鮮明に頭の向きまで相対位置を思い描き続けるのは、負荷が大きすぎるんです。
      もちろん、正確なイメージを辞めたら速くすることは可能ですが、
      しかし、正確な相手無くして正確な技は行えません。
      全伝の最大のメリットが消え失せてしまいます。
      (問題は、これが人類すべてに共通する問題ではなく、自分の脳の性能が悪いだけという可能性もあるといこと・・・)

       


      初段では、これを様式化することで解決しています。
      様式というのは記号です。

       


      「「形」か「型」か?」
      http://hamar-k.jugem.jp/?eid=408

      以前、上記の記事で、漢字は一つの意味を持った記号ゆえに、一瞬で意味が入ってくると書きました。


      形における様式と技の関係もそれと同じです。

      様式のおかげで、何を行っているか正確に技を認識しながらも、一瞬で技を行うことができます。
      脳の負荷が軽くなって、高速化が測れるということです。、

       

       

      これまで初段を通して様式のメリットを書いてきましたが、もちろんデメリットもあります。
      その欠点は、何といっても技が全伝より正確でないことです。
      昔の人は、メリットとデメリットを天秤に掛けて様式を選んだのでしょう。
      様式は折衷案なんですね!

       


      「空手の源流を目指して」
      http://hamar-k.jugem.jp/?eid=429

       

      無想会はここ数年、一部の形(ナイファンチ全伝や王師の形など)によって、線の様式を三次元のそれに戻していました。
      それが、自分が上記のブログで書いてる、「時代を遡り過ぎて〜」というやつです。
      しかし、今回のパッサイ小によってそれを修正し、様式ってやっぱりいいよね!
      と新垣師範と会員の間で、共通認識を図ることができたのが、今期のセミナーだったと思っています。

       


      といっても、自分は全伝は後ろ交差の投げが好きなので、
      完全に全伝の練習を辞めるというわけではないです。
      (王師の形やピンアン、クーシャンクーなどは参考形として記憶に留めるだけで十分だと思って

      いますが)

       

       


      あと、全伝と初段についてそれぞれの歩方の違い、
      「全伝は常に歩いてるが、初段は立ち止まっているので居着いている?」
      というテーマについても書くつもりでしがが、これまで書くと、

      また三回ぐらいに記事を分けて書かないといけなくなるため、こちらは割愛いたします。

       

       

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      ナイファンチ初段と全伝から見る形の様式化(その2)

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        「ナイファンチ初段と全伝から見る形の様式化について」
        http://hamar-k.jugem.jp/?eid=430

         


        さて、前回の記事(↑)に続きまして、ナイファンチ全伝と初段についてです。

         

        前回の終わりに、暗喩による様式化には利点があると書きました。
        その利点はいくつかありますが、まず、自分が最近初段を中心に練習していた理由から書いていきます。

         

         

         

        自分は、自身の身体操作がまだまだ全然荒くいい加減なものである、という自覚がありました。(今も有ります!)
        だからこそ、様式がしっかりしている初段を練習する必要がありました。

         


        さて、線(正中線・演武線)に落とし込んだ様式を追求することは、
        自らの技を二次元にし、かつ重力落下を最大限に利用することにつながります。

         

        当然、これらも大きなメリットです。

        ただ、メリットはそれだけではありません。

         

         

         

        技を線に落とし込むと、自らの技に基準ができてきます。
        これは、例えるなら定規を手にするようなもので、敢えて制限を加えることで技に基準が生まれます。

        その基準に沿うことで、技は、身体操作を細部まで煮詰めることが可能となってきます。

         

        全伝は、様式が無い分自由ですが、自由ゆえに奔放です。
        初段は線がある分不自由ですが、不自由ゆえに真(理想の身体操作)を求める道しるべになってくれるんです。

         


        神は細部に宿る、という言葉が有りますが、
        基準があることで、身体操作を細部まで追求することができる。
        それが、線の様式の大きなメリットの一つです。

         

         

         

         

        ・・・ただ、この細部に神を宿せるメリットも、

        もう一つのメリットに比べたらオマケ見たいなものです。

         

        様式化における最大の利点、それは、「神速を目指せる」というところにあると思っています。

         

         

         

         

        ・・また、長くなってしまいましたので、次の記事に続きます。

         

         


        ナイファンチ初段と全伝から見る形の様式化について

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          この記事では、ナイファンチの初段と全伝について書いていきます。
          さて、過去の自分の、ナイファンチ初段に対する評価は以下のようなものでした。

           

          「ナイファンチ初段は居着く」2017年7月26日
          http://hamar-k.jugem.jp/?eid=392
          「ガマクに乗る」2018年9月11日
          http://hamar-k.jugem.jp/?eid=417

           


          2017年の記事では、自分はナイファンチ初段の事を、「初段は全伝より様式がしっかりしている」、
          「初段は全伝より居着いている感覚がある」「初段は立ち止まっている。全伝は常に歩いている」などとと評しています。

          ゆえに、この時は初段より全伝が優れていると思っていました。


          しかし、2018年の記事にあるように、今年にメインで練習していたのは、全伝ではなく初段でした。

          2017年時の評価が間違っているとは思っていません。
          しかし、それだけではない!という思いが今は有るのです。

           

           

          ナイファンチ初段と全伝の違いは、大きく二つあると考えます。

          これは2017年に感じたことと変わりありません。
          「様式」と「歩方」、この二つです。
          形の長さといったものは、大した差ではありません。

           


          一つ目の様式ですが、全伝では技における手の使い方を、実際に対人で行う時と全く同じ三次元の動きで行っています。
          一方の初段では、手の使い方を様式・暗喩化することで、技を二次元である線に落としこんでいます。


          さて、この手の使い方について、一体どちらが優れているでしょうか?

           


          自分は、より実際の動きに近い、全伝の方が優れていると考えていた時期がありました。
          だってそうでしょう?
          その方が真に近いんですから。
          直截的な動作だからこそ、より正確で、より速い技が身に付くと考えていたんです。


          しかし、ながら練習を重ねるごとに、暗喩による様式化の利点というものがが見えてきたんです。

           

           

          ・・・長くなってきましたので、次の記事に続きます。

           

           


          空手の源流を目指して

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            国際・沖縄空手道無想会とは、新垣師範と共に、空手(武術としての)の源流に遡ることを目指して四苦八苦している組織です。

             

            なお、この源流とは、元の元である中国拳法のことではありません。
            中国拳法を、日本剣術の心身思想で再構築した首里手。
            目指すのは、その首里手の全盛期であろう、松村宗棍の空手です。

             

             

            しかし、これまで無想会は「源流(松村の手)」を目指す余り、ここ数年は時代を遡り過ぎて松村を飛び越し、形が中国拳法寄りになっていた部分か有ったのかもしれません。

             

            その軌道を修正し、中国拳法の形から松村の手に近づけた。
            それが今回のセミナーだったのだ、と師範より伝授を受けたパッサイが教えてくれました。

             


            中国拳法の形が、日本武術の影響を受けて変容していく首里手の歴史。
            まるで、その空手史の流れを、追体験したような気分です。

             

             

             

             


            次のブログ記事では、ナイファンチ初段と全伝を例にして、
            形の首里手化というものを書いていきます。

             


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            ■プロフィール 沖縄空手道無想会沖縄同好会 ■練習場所 沖縄県沖縄市および那覇市 ■連作先 musokai_okinawaken@yahoo.co.jp
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